2021.04.11 Sunday

カワセミが狙う魚影

春が深まってきて散歩道の雰囲気も変わってきました。

ウグイス - 20210410
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冬の間は「チチッ、チチッ」とか「チッ、チッ」とホオジロやアオジの地鳴きばかりが聞こえていました。いまはあちらこちらからウグイスの「法 法華経」と、ときどきキジのさえずりです。ウグイスは「谷渡り」というのでしょうか「ケッキョ、ケッキョ・・・」と、計っていませんがおそらく分単位の長い時間鳴き続けていました。

カワセミ - 20210410
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ウグイスはだいたい茂みの中にいて、声がしても姿はなかなか見えません。その点でカワセミを見つけるのは簡単です。この時も狩りの真っ最中でした。

サカナ - 20210410
カワセミと一緒に川を覗いてみました。川魚の背中と川底が似たような色模様をしていて見分けにくいのですが、明るい日光が差し込んでいて、川底にくっきりと魚影が見えています。これなら、獲物を見逃すことはなさそうです。水深の浅いのが見て分かりますが、勢いよく飛び込んだカワセミはよくも川底に突っ込まないものです。

2021.04.10 Saturday

テレワークの散歩道 その5

いつもの近所の小川です。

コガモ - 20210410
コガモがまだいて、メス2羽が川上に向かって歩いていました。背景に写っている白い花は、オランダガラシ(クレソン)だと思います。

オオカワヂシャ - 20210410
こちらはオオカワヂシャ。オランダガラシと並んで、この小川での2大勢力ですが、どちらも外来種です。横浜市が行っている河川切り替え工事で造られた新河川なので、外来種にとっては侵入しやすい条件がそろっているのかもしれません。

ハクセキレイ - 20210410
暖かい陽射しの中でハクセキレイが水浴びをしていました。

ハクセキレイ - 20210410
水辺に限らず、畑や街中にも活動範囲を広げていて、最も身近な野鳥のひとつですが、可愛らしい姿をしています。

2021.04.04 Sunday

清明の散歩道 その2

前回の続きです。

カワセミ - 20210403
お決まりのポーズですが、この時は川面を見つめてはいません。すぐ近くで鳴いている別のカワセミの声に耳を傾けている表情です。この後、その声の方へ飛んでいきました。

アカミミガメ - 20210403
ミシシッピアカミミガメはいつも決まったところにいて、4頭住み着いているのは知っていますが、同じ場所で彼らとは違うもっと若い個体がいました。"ミドリガメ"の面影が少し残っています。繁殖している証拠ですね。

キジ - 20210403
足元ではチョウが飛び回り、ウグイスやカワセミのなどのさえずり声が時折響き渡っていました。そんな春の明るい空気に満ちた川沿いを歩いていると、羽音とともにキジの鳴き声がしました。家にいても鳴き声が聞こえることはありますが、近所で姿を見たことはありません。羽ばたく音がした方を探すと、だいぶ遠かったのですが、赤い顔だけ見えました。

2021.04.03 Saturday

清明、そして玄鳥至

明日の4月4日は今年の清明。清明とは二十四節気のひとつで「天地がすがすがしく明るい空気に満ちる頃」という意味だそうです。家の外に出てみると、陽射しが暑く、草木は芽吹き、たくさんの蝶々が飛び回っていて、まさしく春の息吹に触れることができました。
蝶はモンシロチョウをはじめとして、スジグロシロチョウ、キチョウ、それから小柄なアゲハが同じところを飛び回り、すれ違うたびに種に関係なく絡んでいました。ちっともジッとしていないので、まともに撮れた写真は無しです。蝶はこのほかベニシジミとアオスジアゲハが飛んでいました。

トンボ - 20210403
羽化して間もなかったのでしょうか、弱々しくトンボが飛んでいました。止まったのが足元の護岸で撮りにくかった(写真は90度回転してあり右が上方です)。種類は判りませんでした。こんな時期にもうトンボがいるのですね。

ツチイナゴ - 20210403
バッタもいました。眼の下に涙のような黒い筋があるのでツチイナゴだと思います。お食事中でした。そういえば大地のハンター展で節足動物はヨコに動かす顎を持って進化したことを知りました。確かに葉っぱを立てて食べています。

ツチバチ - 20210403
タンポポにハチが止まっていました。ツチバチの仲間かなと思いましたが、種類はよく判りません。

セグロアシナガバチ - 20210403
こちらはセグロアシナガバチ。枯れた草の皮を剝がそうとしていたので、近くで巣作り中のようです。今の時期だと女王バチでしょうか。ハチはきれいなので、つい写真を撮ってしまいます。ところで、このセグロアシナガバチや先のツチイナゴは越冬組でしょうか。

ツバメ - 20210403
2羽のツバメが川岸で泥を咥えていました。ちょっと手前の草が邪魔になってうまくピントが取れていないのが残念。こちらも巣作りのようです。
今日はツバメにしろ、多くの昆虫たちにしろ、今年の初見のものばかりです。「清明」と呼ぶに相応しい散歩の日になりました。さらに、七十二候で今は「玄鳥至」。本当によくできていますね。

2021.03.21 Sunday

テレワークの散歩道 その4

この週末は天気が良くない。日曜は嵐の予報なので前日の夕方、暗い曇り空ですが少し出歩いてみました。

サクラ - 20210320
前週は東京、横浜と続いて気象庁の開花宣言がありました。まだまだと思っていた近所の桜の木も、近づいてよく見てみるとちらほらとつぼみが開いていました。

シジュウカラ - 20210320
シジュウカラのにぎやかな鳴き声がする方を見てみると、緑色をした何か片足に握りしめ、こちらを気にしていました。

シジュウカラ - 20210320
薄暗いうえにちょっと枝の蔭になっていてうまく撮れていませんが、チョウかガの幼虫を捕まえたようです。シジュウカラの鳴き声は音声コミュニケーションの研究対象になっているそうです。この時の騒ぎ方は、いいものを見つけた!と興奮しているのと、横取りするなよ!と警戒している両方の感じが伝わってきました。この日はシロチョウ科の親も飛んでいましたし、桜も咲き始めて、いよいよ春ですね。

チェコ - 20210218
うちのハムをご紹介します。もうすぐ2歳になります。夜の冷え込みが和らいで、この子にとっても過ごしやすい季節になってきたかな。

2021.03.17 Wednesday

テレワークの散歩道 その3

今回も花粉がまだ飛び始める前の散歩からです。テレワークの散歩道 その1でご紹介したコゲラアリスイは自宅のすぐ近くにある休耕地で撮ったものです。田んぼ2、3枚ほどの広さがコセンダングサやセイタカアワダチソウなど背の高い枯草で覆われていて、野鳥たちにとっては良い棲み処になっているようです。

シジュウカラ - 20210217
姿を確認し易い枯草の上の方に止まっているのはスズメやカワラヒワ、それから一番幅を利かせているのがシジュウカラです。人を恐れない身近な野鳥では、いまやハクセキレイと双璧ですね。

ホオジロ - 20210131
枯草の中からは「チチッ、チチッ」とか「チッ、チッ」と地鳴きする声があちらこちらから聞こえます。「チチッ」と二声を出すのはホオジロです。地元在住の好で、時々撮りやすいところに出てきてくれます。

カシラダカ - 20140211
こちらは小声で高く「チッ」と一声のカシラダカ。冬鳥は少し警戒心が強くて、なかなか近くに出てきてくれません。以前はそうでもなかったように思うのですが。今年はいい写真が無かったので、こちらは数年前に撮ったものです。

アオジ - 20140215
それから「チッ、チッ」とそこら中から、どうかしたら足元にも居るのではないか思うほど、たくさんの声を聞くのがアオジです。とくに、脇を流れる小川の草むらがお気に入り。こちらも先のカシラダカを撮ったのと同じ時期の写真を引っ張り出してきました。

2021.03.07 Sunday

カワウの通せん坊

緊急事態宣言がさらに2週間延長になってしまいました。しかし、横浜市内ながら家の周りには畑が多く、誰もいないところを悠々と歩けるので、散歩には困りません。ですが花粉の飛散量が増えてきて、そっちが原因で散歩に出るのが辛くなってきています。

カワウ - 20170305
こちらは近所の河原で、広げた羽を乾かしているカワウです。魚捕りの後にこういうポーズをよく見かけますが、この時はちょっと違うようでした。。。


カワウ - 20170305
ミシシッピアカミミガメの行く手を阻んでいました。通せん坊です。カメの方も首を長くして頭を持ち上げ、両者にらみ合っていました。
*撮影は4年前の今時分です

2021.02.21 Sunday

テレワークの散歩道 その2

冬の横浜は晴れる日が多いです。日の出が年中で一番遅い正月明け(冬至じゃないのですね)に比べると30分ほど早くなり、仕事前の時間でも明るくなってきました。


ダイサギ - 20210220

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朝の散歩エリアとなってるのは、自宅前の小さな川沿いです。ダイサギは、ずっと下流にある広々とした遊水地で見かけるのがもっぱらだったのですが、いつの頃からか1、2羽がこの辺りにやってくるようになりました。晴れ続きだと処々干上がってしまうような水量ですが、十分な獲物はいるのかな?このときは、うまい具合に小魚1匹を捕まえたところでした。

カワセミ - 20210220
こちらは定番のカワセミです。こんな小さな川に、何の目的があるのか判りませんが、何年もかけて新河川への切り替え工事が行われています。川の住人には全く迷惑なことで気の毒です。以前は土手に穴を掘って巣作りする光景を見られましたが、いまはすっかりコンクリートで護岸され、この先大丈夫かしらん、と心配になってしまいます。

#このブログは、写真を100KB以下にして貼る決まりになっていますので、できるだけアップでトリミングしています。

2021.02.20 Saturday

テレワークの散歩道 その1

テレワークが日常となってからもう10ヶ月。意識して身体を動かさないと、運動不足によるいろんな不具合が出てきます。平日は仕事を始める前の朝の時間、休日はもう少し長めの時間を使って、カメラを手に近所を散歩しています。


コゲラ - 20210116

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頭の上でコゲラが熱心に餌を探していました。木の幹を丹念に調べて回って、何やら捉えたようです。


アリスイ - P20210213

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枯れ草に覆われた休耕田沿いを進んでいたら、目の前の初めて見る鳥がいました。自宅に戻ってから調べてみるとアリスイという、コゲラと同じキツツキの仲間でした。
見比べてみると、同じ科の鳥なのに、ずいぶんと趣きが異なる容姿をしています。木の幹ではなく、枝に止まっているのもちょっと違う感じです。
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